
白内障の手術は、眼球レンズの濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し、人工のレンズを入れる方法で行います。
はじめに手術が問題なく行えるかを調べる検査を行います。
通常、白内障手術で使用されている眼内レンズは単焦点眼内レンズというもので、遠近のどちらか一つの距離に合わせたレンズとなります。
検査にはどちらの距離にあわせた度数のレンズを入れるかという打ち合わせも含まれます。
当院では日帰りでの手術を行っております。
手術は局所麻酔の上で行います。
手術時間は患者様の目の状態で異なりますので詳しくはお尋ね下さい。
※手術後は十分に休憩を取って頂いてお帰り頂けます。
※眼内レンズは直径6mm程度で、後嚢に固定するためにループが付いています。
一度眼内レンズ挿入すれば、取り替える必要はございません。
手術直後は、目が充血することがあります。
また、目がゴロゴロする、涙がでる、目がかすむといった症状が出ることもありますが、これらの症状はおよそ数日から1~2週間程で治まります。
手術後、数ヶ月は定期的にご来院頂き、経過観察を行いながら感染症などの予防を行います。
術後は安静が第一ですが、疲れない程度に眼を使う事は問題ありません。
しかし、違和感やまぶしさを感じたり、色調の異変などを感じるようであれば専用の眼鏡をご用意致します。
ほとんどの方が、手術後1ヶ月から3ヶ月程で視力が回復し安定してきますので、この時期に視力にあわせた眼鏡の処方を行います。